パフューム-ある人殺しの物語-

見てきました。ハッピーフィートと合わせて1日に2本。久々に連続で見たよ…首が疲れた。首悪いのに何やってますか(^^;

さてこの映画。ええと、「金返せ!」そんな感じで、以下ネタバレです。

スピルバーグとスコセッシが奪い合った映画だとか宣伝されてたから期待してたんだけど。
点数つけるなら30点。まあ途中までは60点ぐらいだったんだけど…終盤がね! 最悪!!
ここまで低い点数つけたの久々なんだけど!!! 何年ぶりだよ…。

まずこの映画、ビジュアル的に汚い。ポスターや、タイトルの「パヒューム」から、恐ろしくも綺麗なものだと思ったら大間違いでした…。ウジ虫だの、ねずみや猫の死骸だの、その他もろもろ。一番汚かったのは人間だったし。中身も外見も。

主人公の超人的な嗅覚に「ありえない!」と思いつつ、それは楽しかったです。匂いだけでどこまでもどこまでも、何キロ(何十キロ?)も、最高の体臭を持った美少女を追いかけていくのは異様でありながら圧巻。

キリスト教の司祭(?)が民衆に向かって「殺人犯を悪魔のスープに投げ入れろ」発言したり、終盤に究極の香水に惑わされて女とまぐわったりしているあたり、宗教的な毒があったな〜でもそれはそれで面白かった。
なんかこの物語の主人公は偏執狂であり殺人者な悪魔の使いであり、また同時に神の使いである、みたいな描かれ方をしていると思ったのですが、ひょっとしてこの原作者、反キリスト!?(^^;

それはまあ置いといて…。
何が気に入らないって、娘を殺された父親が主人公に最後言ったセリフですよ。究極の香水の前には、どこまでも深い憎しみさえも愛へと変わる…と、それだけ究極の香水はすごいんです。という事を描きたかったんだろうけど。
主人公の最後も「はあっ? なんじゃそりゃ!?」
物語が理不尽かつ不可解な終わり方をし、すっごい後味悪かったです…。


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