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FROM
KANNEI-sama
「知らないうちに」
気がつくと広い草原の真ん中にいた
(ここ何処なんだろ・・・・)
周りを見渡したが何も無いし,誰もいない
「・・・・ん・・・・ぎょ・・・く・・」
どこからかあたしを呼ぶ声が聞こえる
「ねえ,あたしを呼ぶのは誰?」
「俺っちさよ。蝉玉」
声がした方を見ると離れたところに天化が立っていた
あたしは天化の目の前に駆け寄った
「アンタ,ここで何やってんのよ?」
「・・・・・・あーたを待ってたさ」
聞いた後,あたしは呆気に取られた
「好きさよ・・・蝉玉」
そう言うと天化はあたしをぎゅっと抱きしめた
(ちょ・・・何言ってんのよ!!)
すぐに天化から離れようとしたけど離れられなかった。天化がムリヤリ押さえつけ
ているというより,あたしが無意識のうちに天化から離れるのを拒んでいるようだった
(なんで離れられないのよ???)
困惑していると天化はあと数センチで唇が触れるところまで顔を近づけた
「やめてよ。バカ!!」
怒りをこめてそう言ったはずだった
しかし代わりに出てきた言葉は違うものだった
「天化・・・・大好き・・・・」
そう言いながら,天化の唇に自分の唇を近づける
(なんでよーーー!!ちょっと自分とうしちゃったのよ!!!)
ハッと目を開けるとあたしは周軍のテントの中にいた。朝の光が隙間のところどころから入っている
「夢か・・・・・」
そう呟くと布団の掛かった体をゆっくりと起こした
最近,天化が出て来る夢を見る。誰もいないところにあたしと天化だけいて,抱きしめられてキスして終わるという内容。しかも自分は拒もうとしても拒めない
(なんでこんな夢ばかり見るんだろ。もしかして知らないうちに天化のことが・・・・)
「・・って,そんなことないわ。あたしはハニー 一筋だもん」
胸の鼓動が早くなっている自分に言い聞かせながら起き上がってテントの入り口を開けた
「よっ,蝉玉。おはようさ」
天化が目の前にいた。
「な,なな何で・・・何でアンタがココにいるのよ!!」
夢であんな場面見た後だったからびっくりして大声で叫んでしまった。心臓が飛び出しそうになる
「あーたなぁ,昨日スースから聞いただろ。今日から俺っちが起こしに来るって」
天化は少し呆れながら言った。そういや思い出した。最近よく寝坊して軍議に遅れるから天化が起こしに来るって昨日太公望に言われたんだ
「あ,ゴメン天化。まだ用意してないから少し待ってて」
再び入り口を閉る。閉める途中で「早くするさよ」と天化が言った
(やっぱり天化が好きなのかな・・・・夢に何回も出てくるし,さっき目が合っただけでも胸がすごく熱くなってドキドキしたし。ハニーを追いかけていた頃にはこんなことなかった。これが本当の・・・・恋?)
軍議に行く途中,こんなことばかり考えていた
「・・・・蝉玉,何ボーっとしてるさ?」
話し掛けられて我にかえった。
「え!?あ,何でもないよ」
「今日は元気ないさね。なんかあったのか?」
「今朝夢を見たんだ・・・・・」
「どんな夢だった。もしかして怖い夢?」
「・・・・一番好きな人が出てきたの。何も無い草原にあたしとその人しかいなくて,そこで抱き合ったりキスしたりする夢」
「やっぱり相手はモグラ?」
「ううん,もっと素敵な人」
「誰?」
「残念だけど教えてあげない。・・・・・もう少ししたらわかるかもしれないけど」
「え,何だって?」
「なんでもないよ。そんなことよりも急ごう。太公望にドヤされるわよ!」
- 終 -
作者コメント>
受験も終わって久しぶりに書いきました。後から見るとわけわからん内容ですね(タイトルなんかわずか3分で決めたし・・) お目汚しをしてスイマセンでしたm(_ _)m
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