FROM KANNEI-sama

「真夏の夜の出来事」その1

「なんでこんなことしたのよ。もう最低!!」
「別にいいじゃねーか、少しぐらい!!」
ここは商周高校。ある日の昼休み、2年B組で言い争いが起こっていた。
ケンカしているのはこのクラスの生徒、黄天化とトウ蝉玉である。
「やれやれ、ケンカしておるのはまたあの二人かのう姫発」
「おう、太公望。お前今までドコ行ってたんだ?」
この二人もこのクラスの生徒、呂望(太公望)と委員長の姫発である。
「ちょっと武吉と食べてきたんだが、今回のケンカの発端は何なのだ?」
呂望はケンカしている天化と蝉玉を見ながら姫発にたずねた。
「それはな・・・」
姫発はこのケンカの発端を話はじめた。
「蝉玉ちやん、A組の碧雲ちゃん達といっしよに自分の席でメシ食ってたんだ」
「それでどうしたのだ?」
「そこに天化が通りかかって「ちょっと貰うさ」って蝉玉ちゃんが飲んでたジュースを飲んだから、ケンカが始まったんだ」
姫発から一通り話を聞いた後、呂望は呆然とした。
「ケンカになるのは当たり前じゃ・・・」
二人が話をしている間にも天化と蝉玉の周りには他の生徒が集まり口論はどんどんエスカレートしていった・・・
「だいたい、ジュースぐらい自分で買えるでしょ!!」
「俺っち今日サイフ忘れたさ・・・」
「じゃあなんで私のジュース飲むのよ。他の人からお金借りて買えばいいじゃない!!」
「別にいいじゃねーか。幼なじみなんだし!!」
「よくないわよ!!」こうしてケンカは昼休み中続けられた・・・・

 

「しかし天化はなぜあんなことをしたのかのう。わしにはわからぬ・・」
呂望は先ほどの天化の行動が理解できなかった。
「そんなもん決まってんだろ。天化は蝉玉ちゃんのことが好きなんだよ!!」
「なぜわかる?」
「そりゃあ男が女の子の飲みかけのジュースを飲んだら誰でもそう思うだろ。それに俺は前天化から相談を受けてるんだ。」
「信じれんのう。あの天化が好色好きなおぬしに恋愛相談するとは・・で、どんなアドバイスをしたのだ?」
呂望は内心疑いながらも姫発にたずねた。
「そりゃお前、気合と根性でガンバレしかないだろ!!」
「ダアホめ・・・」
所詮こんなもんだったんだろうと呂望は思った。「でよ太公望。ちょっと天化のために協力してくれねえか?」
「おぬし、一体何をやるのだ?」
「こうゆうコトしようと思うんだけどよ」
姫発は呂望にその計画のことを話しはじめた。


「ハア、なんで俺っちあんなコトやってしまったさ。たしかに蝉玉の言うとおり誰かから借りればよかったさ」
帰り道天化は昼休みのことを考えていた。
「俺っち、ホントは蝉玉ともっと仲良くなりたいのに・・・」
小石を蹴りながら天化はそうつぶやいた。


同じ頃、家に帰ってから蝉玉はベッドに転がり天化と同じことを考えていた。
「私、どうやったら天化と仲良くできるんだろう。こうなったら思い切って好きって言ってみようかな。碧雲ちゃんも赤雲ちゃんも告ったらって言ってたし・・・」
でも・・・
蝉玉はベッドから起き上がった。
「どうやって言えばいいんだろう・・・」


「なるほど、それは面白いのう」
呂望は姫発から計画の全貌を聞かされ興味を持った。
「それで道徳先生に相談しようと思うんだ。天化の為って言ったら絶対賛成すると思うぜ!!」
「よし、これから職員室へ行ってみるかのう姫発」
「おう、そうこなくっちゃな!!」
果たして姫発が考えた計画とは・・・・・

 

- 続く -


作者コメント>
やっと1部完成。苦しかった。 天化が少し大胆すぎた。
書きながら恥ずかしくなってきてやめようかなと思ったんですけど、もうひとりの自分(爆) が暴走してけっきょくそのまま書いてしまいました。 これから予定では後2部ありますが頑張って書いていこうと思います。

※続くという事で、感想は完結してからさせていただきます〜(^_^) Byかみか

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