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FUSIGINEKOMIMI-sama
「一筋」
「あれ?普賢真人どうしたさ?」
天化は剣の素振りを止めて聞いた。
「こんにちは、天化くん。」
にっこり笑って普賢は天化の隣の岩に座った。
「僕ね・・・気づいちゃったんだけどさあ・・・。」
「何さ?」
「君、蝉玉ちゃん好きでしょ。」
そう、普賢は呟いて・・・驚きをかくせず、大量の汗をながしている天化を目撃した。
「な、なにゆうさ〜!?俺っちはあんなアホ女なんて好きなんかじゃないかも、てゆーか、嫌いっぽくてえーとえーと・・・」
「・・・日本語変だよ、天化くん。」
するどいつっこみを入れる普賢。
「・・・ああ、好きさ」
顔を赤くして天化は呟いた。
「正直だね☆しかもその上、純情だね。」
「あんた、人をからかって楽しいさ?」
と、怒りマークをみっつ程浮き上がらせながら天化は普賢を睨み付けた。
「あはは、そーだねえ、楽しいといえば、楽しいかな、それでさ、どーして君蝉玉ちゃんが好きなの?」
「なんで、あんたに言わなきゃいけないさ。」
「あ、可愛くないね、君。」
「うるさいさ、まぁいいさ・・・うーん・・・そうだなあ・・・俺っちは土行孫が羨ましかったさ、」
「なんで?」
普賢は首をかしげた、天化はタバコに火をつけなおして、話はじめた。
「・・・蝉玉はあれでも、弱虫なのは知ってるさね?・・なのに、自分の命をはってでも、土行孫を助けてるさ・・・羨ましいさ・・・。」
「へえー・・・じゃあ、天化くんは蝉玉ちゃんに守られたいの?」と普賢は聞いた。
「・・・どーだろう・・・俺っちは・・・鳥に追われてる蝉玉をみてると・・・なんか、体がウズウズして・・・その・・・う゛〜・・・」
普賢がじれったそうに舌打ちして言った。
「・・・だから、守りたくて、守ってほしいってことでしょ?」
「・・・たぶん・・・。」
「でもさあ、蝉玉ちゃんも一筋だよねえ・・・いつでも、土行孫、土行孫だもんねー・・・」
「ホントに一筋の女さ・・・だから、好きになったと思うさ・・・。」
少し、顔を赤らめ天化は呟いた。
「僕なんか、一筋は無理だよ、あはは・・・たぶん、三股ぐらいしちゃうんじゃ、ないかな。」
にこにこ笑って言う、普賢をみて天化は「良い性格してるさ、この人」と思ったのだった。
――と、刹那。
「いやああああああっ!?」
そんな叫び声が聞こえ・・・見覚えのある、少女が走ってきた。
「せっ!蝉玉!!」
「噂をすれば、なんとやらだね。」
「い〜〜〜や〜〜〜!!!!!こないでええええ!!!」
そう叫びながら蝉玉は走っていた。
「蝉玉さぁぁぁ〜〜〜ん!!!」
どこかで聞いた声がして・・・劉環が走ってきていた。
「蝉玉ちゃん遊びに来てたみたいだね、神界に。」
にっこり笑う普賢、そして・・・普賢はすごい形相で剣を構えて猛スピードで走っていく、天化を見て呟いた。
「君も一筋なんだね。」
- 終 -
作者コメント>
すみません、駄文で。(涙)
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